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<<介護を通して"良かった!"探し>>



 介護は何かを与えるだけではなく、介護している側も必ず何かを与えられています。介護は一方通行のご奉仕では決してないことを知ることは、介護を義務や負担などの重荷に変えない大切な方法のひとつです。

 私が介護を受ける父と、そして献身的に介護した母を通して得たものは、家族の愛です。我が家の場合、父への介護は、家族を見つめ直し、愛の絆を深める機会を与えてくれました。

 特許事務所の所長として仕事に熱意を注いでいた父。その父が倒れ、事務所の切り盛りをしていた私に、母は手作りのお弁当をいつも持たせてくれました。しかも、私だけではなく従業員の分もです。そして、夕方に電話があり、「夕飯を済ませていないなら寄っていらっしゃい」と、夕飯をもてなしてくれたこともよくありました。最初は、父の介護だけでも手一杯なはずなのに、母のどこにそんなパワーがあるのだろうと思ったものです。そして、気づきました。母にとっては、「おいしい!! ありがとう!」の言葉が心の栄養剤であり、介護する父だけでなく、周囲にいる家族すべてが明るく、笑顔に包まれていることが彼女を介護のストレスから遠ざける特効薬だったのです。

 仕事帰りに寄って、仕事の書類を見せながら父に話をすると、ふっと目つきが変わり、現役ばりばりだった頃の仕事人の表情になることに気づくことがありました。そんな時、たとえ寝たきりになっていても、仕事に対する情熱や関心がまだ父の中に息づいているんだと知って、嬉しくなったものです。

 高齢者が陥りやすい状態のひとつに、喜怒哀楽の表情を失っていくことがあります。感情を表現することは、本人が自身の意志で生きている意識を保つ上で大切だと思います。母は、いつも父に話かけていました。相手から満足な反応が得られることは少なかったかもしれません。それでも、たとえどんな小さな反応にも、反応してもらえることに喜びと幸せを感じて、それをまた介護へのエネルギーに変えていた母を通して、介護する側が介護を通して得る"いいこと"があるという事実を学びました。

 何気なく返ってきた笑顔に、心がほっとほぐれたことはありませんか? 介護を通して家族のコミュニケーションが以前より増えていませんか? ご近所とのおつきあいはどうでしょう? 介護の中で、人の温かさにふれ、胸が熱くなったことはありませんか?

 「介護は大変なもの」という"情報"にしばられて、私たちは介護を通して得られる「良かった!」をたくさん見逃しています。私たちは意識が向いているものだけに目が向きます。ですから、この瞬間から意識を介護の「良かった!」探しに変えて、介護する人や身の回りを見てみましょう。あとは、どれだけの新たな発見を見つけることができるか、楽しみにしてください。